トイレの個室のドアを強制的に開けるシステムは開発できないのか
こんな経験をしたことはないだろうか。
便意を催し、トイレに向かう。
トイレにたどり着き、個室を見る。
個室のドアが全部閉まっている。
うんこしたくてトイレ行って個室のドアが全部閉まってたら「このうんこマンどもが!!」と内心思ってしまうのですが、私もまた、うんこマンなのです。
— むらまつ@リーマンエッセイスト (@mr_essay_21) 2018年11月12日
人類皆うんこマンなので致し方ないことなのだが、最近はうんこマンを疑い始めている。
"偽"うんこマンとでも呼ぶべきだろうか。
個室にこもっていながら、うんこをしていない輩がいる。
真のうんこマンにとって、これは許しがたい状況だ。
こんな世界を変える一手はないか、諸悪の根源を断つ方法はないか、と頭を悩ませてい時、ふと思いついた。
個室に入ってうんこせずに携帯をいじってる場合には、強制的にドアが開くシステムって開発できないの?
— むらまつ@リーマンエッセイスト (@mr_essay_21) 2018年11月15日
本来うんこをする場所で、やつらはうんこをしていない。誰にでもうんこをする権利がある。
これはうんこマンの戦いの記録である。
カギが開かないなら、開けてしまえばいい
個室にこもるやつら。うんこをしないで何をしているかと言えば、スマホだ。
スマホなんてどこでだっていじれる。だが、うんこは個室でしかできない。
やってやれないことはないが、相当な覚悟と犠牲が伴う。
カギを開けさせるには、どうすれば良いか。と考え、まずはノックすることを考えた。しかし、これはやつらの警戒心を煽り、むしろ開けてもらえなくなる可能性がある。「北風と太陽」でいうところの北風になってしまっている。
これは致命的だ。一刻を争っている我々うんこマンにとっては、一つのミスが命取りになる。
どうしたら開けてもらえるんだ。と思考を巡らせていたが、一つの結論に行きついた。
カギが開かないなら、開けてしまえばいい。と。
そう。一定の条件を満たさなくなった瞬間に、扉が開くシステムを開発すればいいのだ。
「うんこが出てるセンサー」を搭載した便器
個室に入ってきたら、まずはセンサーで「個室に人が入った」という入力信号を走らせ、扉とカギをオートで閉める。これは副産物だが、カギ部分に触れないため非常に衛生的だ。
便座に座った後、うんこをするわけだが、うんこをしている時と、スマホをいじっている時の違いは、当然、うんこが出ているかどうかだ。
便器にセンサーを取付け、うんこが出ていることを感知したらカギは閉まり続けるよう設定をする。
ここで一工夫だ。やつらはウォシュレットで便器のセンサーを作動させ、スマホをいじるだろう。そうに違いない。
だから、ウォシュレットは1回のトイレで1分間しか使えないよう設定する。再使用するには一度外に出るしかない。
本当にうんこをしている人にとってはウォシュレットの使用時間は死活問題なので、あと何秒使えるかがわかる表示をつけておこう。真のうんこマンへの配慮も欠かさないのだ。
上手くウォシュレットで流しきれず、どうしても延長したい場合には、100円/30秒で課金制にする。得られた収益は維持費に充てることとする。
「うんこしたい」検知カメラ
しかし、うんこをしたくても、ガスばかりでさっぱりうんこが出ない場合もあるだろう。そうなると、苦しんでいるさなか、扉が解放されてしまうことになる。
これではいけない。
そこで、思い出した。
東京オリンピックでも採用を検討されているという最新型の犯罪者検知カメラ。
感度は非常に高いとテレビで見た記憶がある。
この技術を応用し、「うんこをしたい」という人間を検知したら扉が閉まり続けるという設定にすればよい。我ながら完璧じゃないか。
完全勝利だ。
TOTOさん。開発よろしくお願いします。
うんこマンの戦いは続く
だが、このシステムには欠点がある。
何かしらの理由でずっと「うんこをしたい」と検知されてしまった場合、扉が開かなくなってしまうということだ。
まだまだ改良の余地がありそうだ。
ほかのトイレに行けばいいとか、そんな結論は何度も通ってきている。
そういう問題ではない。
真の敵を討つべく、うんこマンの戦いはまだ始まったばかりだ。
むらまつ先生の次回作にご期待ください。