おすすめされたら絶対に試さないといけないの?
友人に何かを紹介されることってありますよね。
好きなバンドとか、漫才師とか、本とか。
紹介されたときってどうですか。
「えー、良さそう!今度聞いてみるわ!」と返しておきながら、聞かない。いや、検索すらしない、なんてことはないだろうか。
正直に言おう。
ぼくはそんな話をしたことすら忘れる。
前の会社の同期に突然、不満げな口調でこんなことを言われたことがある。
「お前、まるで自分が見つけたかのようにFacebookで『水曜日のカンパネラ』おすすめしてたな。俺がすすめた時はそんなでもなかったくせに」
いや、悪気はないんだよ。別に人に勧められるのがイヤとかそんなんでは一切ないの。本当に記憶になかった。今でも記憶がない。忘却の彼方。
これは、みんな誰しもそうだと信じているんだけど、
自分から興味を持たない限り、行動できない。
みんなそうだよね。違うの?
少なからずその同期の言葉がサブリミナル効果的な感じで潜在意識レベルで影響を与えていたために、水曜日のカンパネラに行きついたのかもしれないし。
そう考えれば、おすすめした効果もあったわけで。それでいいじゃない。そんなに目くじら立てんでもさ。
それに、広告ってのは何回も目に入ったり、聞いたりしている内に、行動へいざなっていくわけでさ、一回ちょっと言ったくらいでは人って動かないと思うのよ。どうだろうか。
ちなみに、その同期からはその後こんなことを言われた。
「お前って、人の話に興味ないよな」
いや、だからね、自分から興味を持たない限り…
まてよ。
そもそも人の話に興味がなかったから、動けないどころか、記憶がなかったのか?
いやいや…そんなまさか。
みんなそうだよね。違うの?